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記事一覧

全日本鍼灸学会 2019 愛知大会 

全日本鍼灸学会に参加しました。今年は名古屋での開催です。毎年時間が足りず、細かく見られないのが残念です。今回も駆け足で回りましたが、学生時代からのお友達の鍼のブースにお邪魔する時間はありました。ディスポ鍼 I'SSIN短い時間でしたが、色々な刺激を受けました。日々の治療にいかしていきたいと思います。目白鍼灸院PCサイト目白鍼灸院についてMejiro Acupunctre ClinicMejiro Acupuncture Clinic pcTAG: 美容針 美...

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花粉症と中医学

スタッフ藤井です。とうとう花粉症のピークの時期がやってまいりました。せっかく日差しが暖かくなるのに杉花粉のアレルギーを持っている方にとってはうっとうしい季節です。毎年この時期になると花粉症に悩む患者さんが多くご来院されます。今回は我々鍼灸師が花粉症をどのように診て治療しているのか東洋医学的な視点をちょっとだけご紹介します。徐々に温かくなる3月、植物は芽吹き動物は活動的になります。寒く冷たい「陰」の...

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琵琶の撥と 鍼の鍼管

鍼灸あん摩マッサージ指圧師は、盲人の職業というイメージをお持ちの方も多くいらっしゃると思います。日本における盲人の職業としては、古くは盲僧や祈祷師などがあり、江戸時代には浄瑠璃、琴、三味線などの芸能分野でも活躍しました。(鍼灸あん摩が盲人の職業として定着したのも江戸元禄期です。)江戸時代より前、13~14世紀、鎌倉時代には、琵琶を用い平家一門の栄華と滅亡を題材とした平家物語を語る琵琶法師が登場しました...

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補腎の漢方「亀鹿先天丸」取扱いはじめました!

目白漢方薬店で「亀鹿先天丸(きろくせんてんがん)」という補腎(ほじん) の商品を取り扱い始めました!補腎薬とは腎虚(じんきょ)の治療に使う漢方薬のことです。腎虚とはなんなのか、すこしだけ解説してみます。中医学で腎は泌尿生殖や成長・発育・老化などに関係する重要な器官です。腎虚(じんきょ)とは腎の働きが低下している状態を指す言葉で、成長発育の不良や老化による体の衰えも早まります。また体の水分調節を通じて体...

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東洋医学の「脾」とは?(4)脾の漢方薬:「補中益気湯」解説

脾の話シリーズ第4回目、(1)脾の働き(2016年7月20日)(2)脾の不調(2016年7月22日)(3)脾のツボ(2016年7月24日)からの続きです。まずは1から順番に読んでください。今回は漢方薬の話なのでかなり難しい内容になりました、専門家以外は全く読んでもつまらないかもしれません。【脾の漢方薬】東洋医学では気血水の源である脾の健康状態を特に重要視しているので、脾の治療に使う漢方薬(方剤)が山ほどあります。そのなかでも特に...

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東洋医学の「脾」とは?(3)脾のツボ

東洋医学の「脾」とは?(1)脾の働き(2016年7月20日)東洋医学の「脾」とは?(2)脾の不調(2016年7月22日)からの続きです。今日は脾の治療に使うツボについてのお話です。【不忍池の蓮2016年7月24日朝】【脾のツボについて】鍼灸は腰痛肩こりなどコリや痛みの治療のイメージが強いのですが、脾の不調など内科のトラブルでも大いにその強みを発揮します。目白鍼灸院では腰痛肩こりなどの患者さんよりも内科や婦人科の問題などで...

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東洋医学の「脾」とは?(2)脾の不調と歯痕舌

今回は「東洋医学の脾とは?(1)脾の働きについて」(2016年7月20日)からの続きです。2回目の今回は脾の不調とその原因、そして脾が不調になるとどうなるのか、についてお話を進めてみたいと思います。脾の不調はいろいろな原因があります。梅雨や夏の時期に特に多いのが冷たいものの摂りすぎ、特に冷たい飲料やアイスクリームなど。冷たい飲食物による寒冷刺激で胃が冷え切ってしまい、脾陽がどんどん弱まってしまいます。かつ...

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東洋医学の「脾」とは?(1)脾の働き編

先日書いた湿気とだるさとツボと漢方薬の話の中で出てきた脾(ひ)についての話をシリーズで書きます。1回目は脾についての概要、2回目は脾の不調と症状、3回目で脾のツボ、4回目は脾の漢方薬についてを予定してます。中医学のやや濃厚な記事になるかもしれませんので興味あるのある方だけどうぞ。(新緑のもみじ)【脾の働きについて】東洋医学(中医学)の難解なものの一つに、内臓の認識が西洋医学と全く異なる点があります。鍼灸...

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千葉のオオガハス&漢方ネタ「蓮子」

スタッフ藤井です。日曜日に早起きして千葉公園にオオガハスを見物してきました。朝の6時頃に着いたのですが、本格的なごついカメラを構えたカメラマンがいっぱいでした。これぐらいの開き具合のふんわりした花がいい感じです。朝日に花弁が透けてとても綺麗です。花の中心はちょっとグロテスクな感じですが、一応マクロでそれらしく撮ってみました。蓮の種子「蓮子・連肉」は漢方薬の薬剤でも使います。収渋薬(しゅうじゅうやく...

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湿気とだるさとツボと漢方薬の話

スタッフ藤井です。関東地方も梅雨入りました。うっとうしい雨が続き身体がだるくなりがちですが、東洋医学ではこのだるさは湿気と関係あると考えます。大気中の過剰な湿気は身体に悪影響を及ぼすと考えます。これを中医学では湿邪(しつじゃ)といい、健康を害する6つの病邪=六邪の一つです。六邪とは気候の異常変動が身体に及ぼす病理刺激のことで、六淫(りくいん)とも呼ばれます。寒邪、燥邪、湿邪、暑邪、火邪、風邪の6つ...

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婦人宝の飲み方アレンジ+葛根湯の話

この記事は「人気漢方薬のご紹介「婦人宝®」」(2016年2月15日)の続きです。前回ご紹介したとても優れものの婦人宝。お湯割りやぬるま湯割りとして普通に飲んでもとても美味しい婦人宝ですが、たまに変わった飲み方で味を工夫するのも楽しみです。ということで、すこしアレンジした婦人宝の飲み方をご紹介いたします。その1:【婦人宝+葛湯】患者さんから静岡・掛川のお土産にいただいた高級な葛湯。見るからに高級そうなパッケ...

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人気漢方薬「婦人宝®」のご紹介

目白漢方薬店で人気商品のひとつである「婦人宝(ふじんほう)」(株)小太郎漢方製薬会社というお薬があります。お手頃価格なうえ、液剤なので吸収が速く、優しく気血を補うお薬です。黒糖系の味でとても飲みやすいのが人気の要因でもあります。当帰(とうき)という血を作る生薬の成分が7割近くを占めているので、貧血、低血圧、疲れやすいなどの女性に多い症状の改善にとても効果があります。その他さまざまな不調に対応する9種...

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湿気と体調【3】~舌でからだの水分チェック!~

湿気と体調【1】湿邪について湿気と体調【2】冷たい飲食物と胃腸の関係の続きです。前回は(汗をかかない環境での)水分の摂りすぎによる弊害を注意しましたが、それでは一体どれだけ水分を摂ったら良いのでしょうか?そこで、とても簡単な中医学による診察法:舌診(ぜつしん)を紹介します。中医学では「舌は全身を映す鏡」と言われ、健康状態を反映していると考えます。診察がはじまる時や治療が終わるときに我々が舌をチェッ...

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湿気と体調【2】~冷たい飲食物と胃腸の関係~

湿気と体調についてのお話(1)の続きです今年の梅雨は雨量が多くて湿った日が続いてますね。前回、湿気という環境要因が気の流れを悪くするのが夏バテの原因と書きましたが、このほかにまだ原因があります。暑くなると熱中症対策としてたくさん水分を摂取することと思います。暑ければ水分補給(+電解質補給)は絶対必要なのですが、もしあまり汗をかかない環境、、、たとえばクーラーの効いた快適な室内で過ごしているのに過剰な...

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湿気と体調について(1)「だるさとジメジメの関係」

湿気と体調についてのお話 【第一話】6月になってとても暑い日が続き、徐々に空気中の湿度も上がって少しずつ蒸し暑い梅雨の季節が近づいてまいりました。梅雨になるとますます湿度が上がりジメジメと不快な気候に悩まされることが多くなります。蒸し暑いと身体がだるくなります。中医学ではだるさと湿気はとても深い関係があるとしています。今日は湿度とだるさや内臓などの影響を中医学的に考えてみようと思います。乾燥が肌や...

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東洋医学つぼ講座@町田市

スタッフ藤井です。先日の日曜日に町田市にて東洋医学つぼ講座を行ってまいりました。今回の講座に参加していただいた皆様は、おもに太極拳の指導者なので東洋医学にはある程度の理解がある皆様です。そんな皆様にもっと実践的な東洋医学の知識や簡単にできるつぼ押しなどを紹介してまいりました。東洋医学(中医学)におけるの身体の中の「水」の流れを説明した図です。中医学では身体の中に「三焦(さんしょう)」と言われる水の...

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活法研究会2日研修

活法研究会のレディースボディケア編に参加しました。みっちり、丸二日間の日程で、外反母趾、O脚、リンパ浮腫(腕・脚)、猫背、静脈瘤、胃下垂に対応するテクニックをまなびました。実践的な内容、且ついつもの鍼灸やリンパドレナージの考え方とは全く違う考え方での施術方法に出会い、いままでの思考回路に新しいルートが加わった感じがしました。写真撮影や動画撮影は禁止なのですが、こちらは猫背の活法の記録用にとった写真...

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3回シリーズの東洋医学講座終了しました

7月から3回行われた東急セミナーBE二子玉川校での東洋医学講座が終了いたしました。90分授業の3回シリーズということで、通常の単回の講座よりはかなり濃い内容としました。一回目は東洋医学の基本的な考え方について二回目は気血水という人間の体を構成すると考えられている物質についてと、それに起因する体の不調など三回目は実際にツボを触ってみたり、お灸を体験するというものでした。特に最初の二回は、おそらく一般向けの...

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中医学セミナーに参加しました

第4回中医学セミナーに参加してまいりました。場所はJR山手線代々木駅から徒歩1分の東京医療専門学校代々木校舎です。東京医療専門学校ホームページよりこちらのセミナーは毎年3月に開かれるもので、牧田中医クリニックの植松秀彰先生や、東京衛生学園 中医研究所所長の兵頭明先生が中心となって開催されているセミナーです。醒脳開竅法という名前の、脳血管疾患に効果的な鍼法を中心に、醒脳開竅法の基本や応用や、これからの...

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北海道帯広研修2012年冬~2日目 

23日(月)帯広滞在2日目雪はすっかり止み、朝から晴天。ホテルの窓からは蝦夷リスが白く色づいた木々の間を行き交う様子が見え、遠くには朝日に照らされた日高山脈が見えました。この時期の北海道にしては珍しく最高気温がプラスになり、東京とあまり変わらない寒さです。自分が「悪天候女」ではないことにほっとしました。今日から東方鍼灸院での鍼灸研修が始まります。院長の吉川正子先生は陰陽太極鍼という治療法で日本だけ...

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緑茶は体を冷やす?? 東洋医学の緑茶と冷えについての話

今日は身近な嗜好品である緑茶に関する東洋医学(中医学)の話です。『緑茶は身体を冷やすから飲まない』と、冷えを心配して緑茶を飲むのを我慢している方がたまにいらっしゃいます。ネットで「緑茶が身体を冷やす」と検索しても緑茶が体を冷やす派のページがたくさんヒットします。世間ではすっかり緑茶は「冷やす」飲み物と認識されてしまっているようです。「冷やす」根拠として、東洋医学では緑茶の性が「涼」であるから、との...

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鍼灸セミナー「陰陽太極鍼の実際」in東京

日曜日は中央区日本橋浜町区民会館にて、私の師匠である吉川正子先生の鍼灸実技セミナーが行われました。お灸屋さん三景主催のセミナーで、多くの鍼灸師・鍼灸学生の方々が出席されました。(キャンセル待ちもたくさん有るほどの盛況ぶりでした)弟子である私は、入江先生とともに吉川先生のアシスタントとして参加しました。午前中は陰陽太極鍼の基礎的な理論講義が行われました。午後からはいよいよ陰陽太極鍼の実技です。まずは...

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日本東洋医学会に参加してまいりました2

札幌で行われた東洋医学会の2日目です。午前中は鍼灸サロンにて、体験治療コーナーを担当しました。午後は「認知症に対する鍼灸治療と全国的取り組み」というランチョンセミナーに参加しました。講師は東京衛生学園の兵頭明先生です。まず加齢による体の変化の中医学的な考え方や、認知症の分類、認知症に対する鍼灸配穴例などの説明がありました。そして実際の症例報告とともに、全国的に行っている認知症に対する鍼灸治療の取り...

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日本東洋医学会に参加してまいりました1

先日札幌で行われた第62回日本東洋医学会に参加してまいりました。東洋医学会は東洋医学にかかわる医師や薬剤師、そして我々鍼灸師などが一堂に会し、様々な学術交流を行う、伝統ある学会です。今年は「自然との調和」というテーマで、医学と環境とのかかわりなどに関する講演が多く発表されました。私の鍼灸の師匠である吉川正子先生(北海道帯広市・東方鍼灸院院長)は「陰陽太極鍼の実際」という講演を行いました。会場に入り...

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活法フェスタ2010冬に参加しました

天気の良い暖かい日曜日だった今日、目白鍼灸院の津田・奥出・柳本の3人で、『活法(かっぽう)フェスタ2010冬』に参加してまいりました!開催場所は、東急田園都市線池尻大橋駅の近くにある大橋会館です。活法フェスタとは、古武術医法である活法を学び、実際に体験出来るイベントです。今回の活法フェスタのワンポイントセミナー講師として、目白鍼灸院をよんでいただきました。講演のテーマは「タオルワーク」で、講師は津田美...

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夏の疲れ目に~なごみ冷

目白鍼灸院では、「なごみ温」という、電子レンジでチンして使用する温シップを販売しています。手軽に温められ、お湯などを使わないので、小学生くらいのお子様でも自分でできると好評です。今日ご紹介するのは、「なごみ冷」です。暑い夏に、ひんやりとした冷シップで、冷凍庫で冷やして目や肩に乗せると10分~30分位程良い冷感を感じられます。私も目用のなごみ冷を試してみましたが、強い日差しに疲れた目に、ほんわかした...

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帯津先生特別講演in駿台予備校

毎年、駿台予備校の医系予備校生向けに、帯津良一先生が医学特別講演を行います。帯津先生は毎週あちこちで講演しますが、この駿台予備校の医学講演は20年も続く歴史のある講演会です。今回は特別にこの講演に参加させていただきました。帯津先生は「純粋で、希望とエネルギーに満ちあふれる医学部の卵たち」の前に立つのが大好きなそうで、「どこか冷めた感じの医学部生とはまるでちがう」そうです。この日も会場は全席満席で目を...

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中医インターネット講座のご紹介

今日は、今月6日から始まったインターネットでの中医学講座のご紹介をします。中医インターネット講座は、インターネットを活用して、いつでも・どこでも中医学を基礎から体系的に学べる講座です。東洋学術出版社より5月6日(木)に配信が開始されました。第一回は、中医学の日本における第一人者である兵頭明先生の講義で、今なら無料で体験講座を視聴することができます。私も視聴してみましたが、兵頭先生の講義に思わず聞き入...

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牧田中医クリニックのご紹介

JR京浜東北線大森駅より徒歩3分のところに、牧田中医クリニックがあります。牧田総合病院の関連施設で、文字通り西洋医学と東洋医学の両面から患者さんへアプローチしているクリニックです。病院に入院されている患者さんは、鍼治療を受けることも可能です。牧田中医クリニックは、醒脳開竅法(せいのうかいきょうほう)という治療法を行える日本でも数少ない鍼灸クリニックとして有名です。(牧田中医クリニックホームページより)...

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東洋医学講座をご紹介いただきました

先日このブログでもご紹介いたしました、3月7日に開催した東洋医学ツボ講座の事を、クリプロブログでご紹介いただきました!こちらは、ツボ講座にご出席いただいたエディター&ライターさんのブログです。話題も豊富で、読み応えのあるブログです。こちらの写真は、ご住職に撮影していただいた写真です。クリプロさんのブログでも触れられていましたが、たしかにご本尊をバックにしたゴージャスなステージです。講座の中では、道...

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