湿気と体調について(1)「だるさとジメジメの関係」
- 2014/06/04
- 00:23
湿気と体調についてのお話 【第一話】
6月になってとても暑い日が続き、徐々に空気中の湿度も上がって少しずつ蒸し暑い梅雨の季節が近づいてまいりました。
梅雨になるとますます湿度が上がりジメジメと不快な気候に悩まされることが多くなります。
蒸し暑いと身体がだるくなります。
中医学ではだるさと湿気はとても深い関係があるとしています。
今日は湿度とだるさや内臓などの影響を中医学的に考えてみようと思います。
乾燥が肌や喉の粘膜を傷つけるように、中医学(東洋医学)では過度な湿度もまた健康に害を与える要因になると考えます。
このような致病的な湿気を中医学では「湿邪」(しつじゃ)と呼びます。
すこしだけ湿邪の病理を中医学的に説明してみます。
中医学では体の内外に「気」というエネルギーがあるとされています。
身体の中の気は身体の防御力(免疫力)も担っているため、疲労の蓄積や体力低下などで「気」の力が低下している時に湿度の高い環境にいると、湿邪は身体に侵入してしまいます。
まるでいつの間にか結露をしている冬場の窓のように体内が水浸しになってきます。
湿邪の本質は水なので、身体に侵入した湿邪は身体のあちこちに水滴のように溜まり、正常な「気」の流れを邪魔します。
全身の気の流れが悪くなるので、だるく感じたり体が重くなります。
ジメジメしてだるいのは気の流れが悪いのです。
また、
胃腸が湿邪の影響を受けると胃腸の働きが低下し、食欲がなくなります。これについての詳しい話は次の記事で書きます。
身体がだるくて、食欲不振になる・・・、これっていわゆる「夏バテ」の症状ですよね?
中医学では夏バテは気温の高さだけでなく湿気も関係していると考えます。
湿気と体調【2】へ続く
6月になってとても暑い日が続き、徐々に空気中の湿度も上がって少しずつ蒸し暑い梅雨の季節が近づいてまいりました。
梅雨になるとますます湿度が上がりジメジメと不快な気候に悩まされることが多くなります。
蒸し暑いと身体がだるくなります。
中医学ではだるさと湿気はとても深い関係があるとしています。
今日は湿度とだるさや内臓などの影響を中医学的に考えてみようと思います。
乾燥が肌や喉の粘膜を傷つけるように、中医学(東洋医学)では過度な湿度もまた健康に害を与える要因になると考えます。
このような致病的な湿気を中医学では「湿邪」(しつじゃ)と呼びます。
すこしだけ湿邪の病理を中医学的に説明してみます。
中医学では体の内外に「気」というエネルギーがあるとされています。
身体の中の気は身体の防御力(免疫力)も担っているため、疲労の蓄積や体力低下などで「気」の力が低下している時に湿度の高い環境にいると、湿邪は身体に侵入してしまいます。
まるでいつの間にか結露をしている冬場の窓のように体内が水浸しになってきます。
湿邪の本質は水なので、身体に侵入した湿邪は身体のあちこちに水滴のように溜まり、正常な「気」の流れを邪魔します。
全身の気の流れが悪くなるので、だるく感じたり体が重くなります。
ジメジメしてだるいのは気の流れが悪いのです。
また、
胃腸が湿邪の影響を受けると胃腸の働きが低下し、食欲がなくなります。これについての詳しい話は次の記事で書きます。
身体がだるくて、食欲不振になる・・・、これっていわゆる「夏バテ」の症状ですよね?
中医学では夏バテは気温の高さだけでなく湿気も関係していると考えます。
湿気と体調【2】へ続く
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