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不妊治療後  妊娠中の体調管理




症例報告:梅津


40代女性


●症状
妊娠中の体調管理

2年ほど前から不妊治療を受け、来院約1ヶ月前から体外受精クリニックを受診、妊娠希望で来院した。5回の鍼灸治療後に体外受精卵移殖が成功し、以後は妊娠中の体調管理のために継続して来院。



●症状所見
来院当初は足・腹部の冷えが強く、頻尿、寝汗、夜間に目が覚める、夢が多かった。
鍼灸治療と自宅での施灸、漢方薬を併用し、足の冷えはかなり改善したが、まだ腹部にやや冷えが残る。また、夜間の頻尿は変わらない。



●治療の内容と経過
1~2週に1回の頻度で来院、主に足のツボに接触鍼と、足や腰部のツボに施灸した。週齢を重ねるにつれ、さらに頻尿になりやすくなるため、日常生活のなかでも特に下半身を冷やさないようお話しした。
ご自宅での施灸も継続して行っており、つわりもなく順調に妊娠を維持している。
妊娠20週を過ぎた辺りから、夜間のトイレ回数が減ってきた。
妊娠27週で逆子の診断があり、下肢のツボに施灸した。翌週の検診では逆子は治っていた。
妊娠30週まで来院、体調は安定していた。
約2か月後に来院、予定日より少し早かったが無事に出産した。主治医が驚くほどお産が軽く、母乳の出も良い。



●まとめ
当初は妊娠希望でしたが、無事に妊娠、出産まで至ることが出来ました。治療を重ねるうちに精神的な緊張も緩和されている様子が見られました。そのため、妊娠中のマイナートラブルもなく、順調に経過したと思われます。夜間頻尿は妊娠中期までなかなか改善が見られませんでしたが、日常生活でも冷えに注意して頂き、緩やかに改善したものと考えられます。また自宅での施灸を継続して頂いたことにより、出産が軽く、母乳の出も良いと思われます。











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