身体を構成する大事な三要素「気」「血」「水」の話、第二弾、今日は「血」についてちょっと東洋医学的ご説明。
「気」の話はこちら→
ところで「気」って?「水」の話はこちら→
身体をつくる「水」のはなし「血」
中医学ではケツと読みます。字のごとく血液を指す場合もありますが、そのほかに血液循環そのものを指す場合もあります。
気の力によって運行し、身体の隅々まで血管内を循環します。
◎血が不足すると…貧血のように、顔色が悪くなったり、肌がカサカサしたりします。脳が貧血を起こすとめまい、不眠、思考力低下、筋肉に血が不足すると足がつりやすくなったりもします。
この状態が中医学における「血虚」(けっきょ)という状態です。
◎血が滞ると………専門用語では「お血」(おけつ)といいます。

←「オ血」の漢字は正しくはこのように書きますが、常用漢字ではないので画像表示です!
顔色が黒くなったり、唇が紫に見えたりします。血の滞りはコリや痛みも引き起こしやすく、滞りの場所は腫れや圧痛が有ったり、お血のある場所が刺すように痛かったり、血流のゆっくりになりやすい夜間に痛むことが多いのも特徴です。

血の不足や血の滞りは、このようにいろいろな身体の不調として出てきますが、唇の色や舌の色によく変化が現れます。
貧血のときは爪の色が薄くなるのをご存知の方も多いと思いますが、舌も色が薄くなります。
指をずっと紐で縛って置くとうっ血して紫色になってしまいますが、血流の滞った場合の舌もうっ血した紫色になります。
舌診って、こうして見てみれば、結構単純だとおもいませんか?
舌診に関する記事:
湿気と健康 内湿対策編・・・水分摂取量の目安について(2009年6月21日)舌をcheck! 東洋医学的身体の水分指標編(脾虚湿盛の舌診)(2007年06月29)舌をcheck! 身体の水分指標編(2007月6月16日)舌をcheck! ストレスと舌(2007年6月9日)
←ランキング参加してます。応援よろしくお願いします。
- 関連記事
-