鍼灸ボランティア報告@陸前高田2017
- 2017/10/31
- 23:02
スタッフ藤井です
10月23日、24日で毎年恒例の陸前高田で鍼灸ボランティア活動を行ってまいりました。
「さとわプロジェクト」という名前のついたこの活動は、震災直後から被災地陸前高田で行われている無料鍼灸ボランティア活動です。
仮設住宅にお住いの被災者や現地で復興作業に当たっている方を対象に、さとわ号というキャンピングカーを利用して車内で鍼灸をします。
この活動では先に紹介したさとわ号の車内で鍼灸をするのですが、今年は自分の車(ハイエース)を利用して車内で鍼灸活動をしてみました。
この日のためハイエースの車内にベッドとFF式暖房を設置して簡易治療ができる空間を作りました。
まだ未完成ですが、一応移動治療車が出来上がりました。
これなら今後は鍼灸の往診車両としても活躍してくれそうです。
無料鍼灸は陸前高田の中心地のスーパーの駐車場の一角をお借りして行います。
しかし、活動初日の10月23日(月)は台風21号の接近・通過に伴い陸前高田は全日の夜から大荒れの天候でした。
活動開始予定の10:00頃はまだ大雨洪水暴風波浪高潮警報が出ている真っ最中。
車のドアを開けるだけで激しい雨風が車内に吹き込んでしまうために予定時刻の活動開始は見合わせました。
午後14時近くに少し雨が小降りになってきたところで、車に看板を設置してみると、看板を見た患者さんがやってきました。
活動開始です。強風で車は揺すられましたがそれでも無事に一人目の患者さんに施術出来ました。
強風で看板が吹き飛ばされては回収に走るのを繰り返しながらの施術でした。
その後もう一人施術をしたところでまた雨が降って来たのでこの日は2名だけで活動終了しました。
2日目の10月24日(火)は台風一過で快晴、しかもとても気温が上がって温かい日に恵まれました。
この日の活動場所は「朝日のあたる家」というコミュニティセンターの一角を借りて畳の上での無料鍼灸ボランティアです。
ここでの活動は初めてでしたが、明るくて広くてとても快適な場所でした。
10:00から活動開始でしたが、すぐに1日分の予約が埋まってしまい、たくさんの方をお断りしたのが残念です。
ここでは患者さんが治療を待つ間、広いスペースでお茶やお菓子を食べながらくつろげます。
治療が終わった患者さんとこれからの患者さんが談笑してたり、センターのスタッフといろいろ喋ったりととても良い雰囲気でした。
鍼灸サービスを提供する私としても、広くて温かいスペースでのびのびと治療に専念できるのでとても活動しやすかったです。
2012年から毎年この時期にここ陸前高田で鍼灸ボランティア活動をしてますが、そろそろ仮設住宅も少なくなって街の様子も変わってきました。
しかし、仮設から新しい住居に移るのもこれまでのコミュニティが喪失したり、新たな経済的な負担、人口が戻らない、産業がない、など震災から6年半経って見た目には復興が進んでいるように見えても、まだまだもさまざまな問題が山積してます。
鍼灸ボランティアは本当にささやかな微々たる活動ですが、これからもできるだけ被災地に足を運んでちょっとずつ支援したいと思います。
過去の陸前高田の鍼灸ボランティア記事:
2016さとわプロジェクト
2015さとわプロジェクト
2014さとわプロジェクト
2013さとわプロジェクト
2012さとわプロジェクト
この活動に興味のある鍼灸師の方は詳細をご案内しますので是非ご連絡ください。
写真&記事:藤井直樹
目白鍼灸院・目白漢方薬店
10月23日、24日で毎年恒例の陸前高田で鍼灸ボランティア活動を行ってまいりました。
「さとわプロジェクト」という名前のついたこの活動は、震災直後から被災地陸前高田で行われている無料鍼灸ボランティア活動です。
仮設住宅にお住いの被災者や現地で復興作業に当たっている方を対象に、さとわ号というキャンピングカーを利用して車内で鍼灸をします。
この活動では先に紹介したさとわ号の車内で鍼灸をするのですが、今年は自分の車(ハイエース)を利用して車内で鍼灸活動をしてみました。
この日のためハイエースの車内にベッドとFF式暖房を設置して簡易治療ができる空間を作りました。
まだ未完成ですが、一応移動治療車が出来上がりました。
これなら今後は鍼灸の往診車両としても活躍してくれそうです。
無料鍼灸は陸前高田の中心地のスーパーの駐車場の一角をお借りして行います。
しかし、活動初日の10月23日(月)は台風21号の接近・通過に伴い陸前高田は全日の夜から大荒れの天候でした。
活動開始予定の10:00頃はまだ大雨洪水暴風波浪高潮警報が出ている真っ最中。
車のドアを開けるだけで激しい雨風が車内に吹き込んでしまうために予定時刻の活動開始は見合わせました。
午後14時近くに少し雨が小降りになってきたところで、車に看板を設置してみると、看板を見た患者さんがやってきました。
活動開始です。強風で車は揺すられましたがそれでも無事に一人目の患者さんに施術出来ました。
強風で看板が吹き飛ばされては回収に走るのを繰り返しながらの施術でした。
その後もう一人施術をしたところでまた雨が降って来たのでこの日は2名だけで活動終了しました。
2日目の10月24日(火)は台風一過で快晴、しかもとても気温が上がって温かい日に恵まれました。
この日の活動場所は「朝日のあたる家」というコミュニティセンターの一角を借りて畳の上での無料鍼灸ボランティアです。
ここでの活動は初めてでしたが、明るくて広くてとても快適な場所でした。
10:00から活動開始でしたが、すぐに1日分の予約が埋まってしまい、たくさんの方をお断りしたのが残念です。
ここでは患者さんが治療を待つ間、広いスペースでお茶やお菓子を食べながらくつろげます。
治療が終わった患者さんとこれからの患者さんが談笑してたり、センターのスタッフといろいろ喋ったりととても良い雰囲気でした。
鍼灸サービスを提供する私としても、広くて温かいスペースでのびのびと治療に専念できるのでとても活動しやすかったです。
2012年から毎年この時期にここ陸前高田で鍼灸ボランティア活動をしてますが、そろそろ仮設住宅も少なくなって街の様子も変わってきました。
しかし、仮設から新しい住居に移るのもこれまでのコミュニティが喪失したり、新たな経済的な負担、人口が戻らない、産業がない、など震災から6年半経って見た目には復興が進んでいるように見えても、まだまだもさまざまな問題が山積してます。
鍼灸ボランティアは本当にささやかな微々たる活動ですが、これからもできるだけ被災地に足を運んでちょっとずつ支援したいと思います。
過去の陸前高田の鍼灸ボランティア記事:
2016さとわプロジェクト
2015さとわプロジェクト
2014さとわプロジェクト
2013さとわプロジェクト
2012さとわプロジェクト
この活動に興味のある鍼灸師の方は詳細をご案内しますので是非ご連絡ください。
写真&記事:藤井直樹
目白鍼灸院・目白漢方薬店
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