マレーシア中医研修(1) 徳舜中医クリニック
- 2019/07/04
- 13:25
スタッフ藤井です。
先日、ちょっと早い夏休みを頂き、マレーシアで中医研修を行ってまいりました。
北京中医薬大学在学中に最も仲が良かった同級生&ルームメイトのマレーシア人・林徳舜先生。
大学では同じ留学生という立場だったのですが、彼はマレーシアの華僑なので中国語ネイティブ、中国・北京でも言葉の壁は全くありません。
彼は成績優秀だったので、中国語で苦労していた私はいつも彼から勉強を教えてもらってました。
マレーシアは中国の学位が有れば中医師(漢方のドクター)としてクリニックを開業できるので、大学卒業後マレーシアに帰国し地元に「徳舜中医クリニック」を開業しました。
今では1日70人くらい患者さんが来る人気の中医クリニックです。
漢方薬も自由自在に使えます。
もちろん日本では漢方薬を自由に使うには医師免許が必要で、薬剤師の免許でも自由に使うことは許されません。
中医薬大学を出ても日本で鍼灸師の国家資格や薬関連の国家資格を取らなければならない日本とはだいぶ環境が違います。
粉末の漢方薬
飲みやすく配合が簡単で品質が安定しているのでマレーシアでも人気です。
漢方薬として完成された調合済の商品と、生薬単品の単味剤がたくさん有ります。
自由に混ぜて使えるので、既製品に少し単味剤を加え作用を強めたり、単味剤をいくつもブレンドして漢方薬を自作出来ます。
体調や病状に合わせて細かく調整できるので本来の漢方治療が出来ます。
生薬
暑くて湿気の多いマレーシアでは生薬の管理保存は大変気を遣うそうですが、200種類以上の生薬が常に準備しています。
傷み易い生薬は別の冷蔵庫や冷暗所で密封・管理してありました。
生薬を煎じる手間は大変ですが、これこそ中医の神髄、グラム単位で薬の調整が出来て本来の効果が出せます。
私も林徳舜先生と同じく専門は漢方薬の中医内科を卒業している内科中医師なので、色々な種類の漢方薬が使い放題なのは私としてはとても羨ましい環境です。もし私がマレーシアに住むことになったらここで働かせて貰います(笑)
瓶に入った液状の漢方薬。
煎じて煮出す必要がなくそのまま飲めるのでこの液体の漢方薬もたくさんありました。
この液状の漢方薬もブレンドして処方できます。
平胃散という漢方薬を飲ませてもらいました。
マレーシアに来てから連日ご馳走ばかりで胃がやや疲れ気味だったので平胃散で胃腸の疲れを治します。
胃のもたれや胃がいつまでもチャプチャプするような胃の疲れの症状では平胃散はとても良いです。
生薬をあらかじめ詰め合わせた煎じ薬もたくさん用意されていました。
日本円換算で1袋約300円位で売ってます。
鍋で煮込んで料理として食べれば薬膳にもなる便利な商品です。
鍼灸ベッドは5台、使用しているのは中国鍼でした。
中国で行っている中医鍼をそのまま使っているようで、日本製の細鍼を使う目白鍼灸院とは少しテイストが違います。
中医の考え方は共通なので鍼の話題でも大いに盛り上がりました。
五十肩の患者さんの治療中。
患者さんが多くて林徳舜先生がとても忙しそうにしていましたが、治療室は常に和気藹藹で明るく、林徳舜先生が患者さんにとても親しまれている様子がよく伝わってきました。
同級生の頑張っている姿を見て大いに刺激になりました。
「マレーシア中医研修(2) 康圓中医医療センター」に続く
写真&記事:藤井直樹
目白鍼灸院PCサイト
目白鍼灸院について
Mejiro Acupunctre Clinic
Mejiro Acupuncture Clinic pc
TAG: 美容針 美容 メンタルケア ボランティア 鍼灸ボランティア活動 新宿 池袋 鍼灸 専門
先日、ちょっと早い夏休みを頂き、マレーシアで中医研修を行ってまいりました。
北京中医薬大学在学中に最も仲が良かった同級生&ルームメイトのマレーシア人・林徳舜先生。
大学では同じ留学生という立場だったのですが、彼はマレーシアの華僑なので中国語ネイティブ、中国・北京でも言葉の壁は全くありません。
彼は成績優秀だったので、中国語で苦労していた私はいつも彼から勉強を教えてもらってました。
マレーシアは中国の学位が有れば中医師(漢方のドクター)としてクリニックを開業できるので、大学卒業後マレーシアに帰国し地元に「徳舜中医クリニック」を開業しました。
今では1日70人くらい患者さんが来る人気の中医クリニックです。
漢方薬も自由自在に使えます。
もちろん日本では漢方薬を自由に使うには医師免許が必要で、薬剤師の免許でも自由に使うことは許されません。
中医薬大学を出ても日本で鍼灸師の国家資格や薬関連の国家資格を取らなければならない日本とはだいぶ環境が違います。
粉末の漢方薬
飲みやすく配合が簡単で品質が安定しているのでマレーシアでも人気です。
漢方薬として完成された調合済の商品と、生薬単品の単味剤がたくさん有ります。
自由に混ぜて使えるので、既製品に少し単味剤を加え作用を強めたり、単味剤をいくつもブレンドして漢方薬を自作出来ます。
体調や病状に合わせて細かく調整できるので本来の漢方治療が出来ます。
生薬
暑くて湿気の多いマレーシアでは生薬の管理保存は大変気を遣うそうですが、200種類以上の生薬が常に準備しています。
傷み易い生薬は別の冷蔵庫や冷暗所で密封・管理してありました。
生薬を煎じる手間は大変ですが、これこそ中医の神髄、グラム単位で薬の調整が出来て本来の効果が出せます。
私も林徳舜先生と同じく専門は漢方薬の中医内科を卒業している内科中医師なので、色々な種類の漢方薬が使い放題なのは私としてはとても羨ましい環境です。もし私がマレーシアに住むことになったらここで働かせて貰います(笑)
瓶に入った液状の漢方薬。
煎じて煮出す必要がなくそのまま飲めるのでこの液体の漢方薬もたくさんありました。
この液状の漢方薬もブレンドして処方できます。
平胃散という漢方薬を飲ませてもらいました。
マレーシアに来てから連日ご馳走ばかりで胃がやや疲れ気味だったので平胃散で胃腸の疲れを治します。
胃のもたれや胃がいつまでもチャプチャプするような胃の疲れの症状では平胃散はとても良いです。
生薬をあらかじめ詰め合わせた煎じ薬もたくさん用意されていました。
日本円換算で1袋約300円位で売ってます。
鍋で煮込んで料理として食べれば薬膳にもなる便利な商品です。
鍼灸ベッドは5台、使用しているのは中国鍼でした。
中国で行っている中医鍼をそのまま使っているようで、日本製の細鍼を使う目白鍼灸院とは少しテイストが違います。
中医の考え方は共通なので鍼の話題でも大いに盛り上がりました。
五十肩の患者さんの治療中。
患者さんが多くて林徳舜先生がとても忙しそうにしていましたが、治療室は常に和気藹藹で明るく、林徳舜先生が患者さんにとても親しまれている様子がよく伝わってきました。
同級生の頑張っている姿を見て大いに刺激になりました。
「マレーシア中医研修(2) 康圓中医医療センター」に続く
写真&記事:藤井直樹
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目白鍼灸院について
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