マレーシア中医研修(2) 康圓中医医療センター
- 2019/07/04
- 13:38
スタッフ藤井です。
前回の記事「マレーシア中医研修(1) 徳舜中医クリニック」の続きです
マレーシア研修その2、クアラルンプールで活躍する中医師・蘇涌嵐(そ ゆうらん)先生の中医クリニック&漢方薬局を見学させていただきました。
男前の白衣の先生が蘇涌嵐先生です。
蘇涌嵐先生は2010年に天津中医薬大学を卒業し、中医師取得後にマレーシアでクリニックを開業しました。
右端の玉田隆志先生は今回の中医研修に私と一緒に参加した日本人薬剤師で、北京中医薬大学の同級生です。
中医を志す4人の同志が集結です!
青い看板が「康圓中医医療センター」というクリニックで診察を行います。
隣奥の赤い看板が「康圓参茸薬行」という漢方薬店です。
先日紹介した「徳舜中医クリニック」はクリニックと漢方薬は同じ店舗内で完結してましたが、康圓中医医療センターでは漢方薬店を別の店舗で経営してます。
写真はありませんがさらにもう一つ漢方薬酒専門の酒屋さんも経営してました。
7台のベッドで鍼灸治療を行っております。
このうち2台は別室のVIPルームに設置してあり、VIPが来院した場合にはVIPルームで施術するそうです。
クリニック隣の康圓参茸薬行(漢方薬店)では漢方薬をメインにしてますが、西洋薬もたくさんありました。
店名にある「参茸」とは人参と鹿茸という2つの代表的な漢方薬の名前から、「漢方薬」の意味で使われている言葉です。
人参と鹿茸が入っている薬は目白漢方薬店でも多く扱っています。
この2つの薬剤が一緒になった漢方薬は女性ホルモン改善や冷えの改善などの症状にはとても良く使います。
(目白漢方薬店の患者さんのケースですが、長らく病院に通っていた不妊症治療患者さんが人参鹿茸入りの漢方薬を服用してわずか1か月でホルモン値が改善し、3か月後に妊娠したという快挙がありました!)
高い漢方薬もたくさんの品ぞろえ。
湿気対策のために多くの漢方薬が瓶に入って保管されています。
皆様ご存知のあの真珠も中医では漢方薬として使ってしまいます。
真珠は中医専門葉用語では「鎮心安神 清熱熄風」などの効果があり、痙攣、動悸、癲癇などの症状を抑えたり、パニック発作や驚き易い、狂騒錯乱などの脳の過度な興奮を鎮め、その他 高血圧に伴うのぼせ、頭痛、目の充血や痛みなどいろいろな用途で使います。
身近な方でもし上記のような発作・症状を起こしたら、真珠を砕いて粉にして飲ませてみてください。
バラのお茶、ローズヒップ、蓮のお茶、ジャスミン茶、ミント茶、アップル茶、ラベンダー茶などたくさんのお茶も並んでいました。
日本ではお茶に効能を書いて売ることはできませんが、ここではこれらのお茶すべてに効能が書き記されていて、漢方薬専門家としてはとても楽しめます。
本来お茶は健康を守る貴重な飲み物として中国で発達した健康嗜好品。
それぞれのお茶の持つ効能を活かして体質や環境に合わせた飲み方が大事です。
この店独自のいろいろなオリジナル漢方薬も錠剤にして売ってます。
オリジナル漢方薬の制作なんで日本では絶対できないのでとても羨ましい環境です。
マレーシアで中医師として活躍する蘇涌嵐先生にはいろいろな有意義なお話を伺うことが出来ました。
忙しいお時間にお邪魔したにも拘わらずとても親切に研修させていただきありがとうございました。
写真&記事:藤井直樹
目白鍼灸院PCサイト
目白鍼灸院について
Mejiro Acupunctre Clinic
Mejiro Acupuncture Clinic pc
TAG: 美容針 美容 メンタルケア 漢方薬 新宿 池袋 鍼灸 中医師
前回の記事「マレーシア中医研修(1) 徳舜中医クリニック」の続きです
マレーシア研修その2、クアラルンプールで活躍する中医師・蘇涌嵐(そ ゆうらん)先生の中医クリニック&漢方薬局を見学させていただきました。
左から林徳舜先生 藤井 蘇涌嵐先生 玉田隆志先生
男前の白衣の先生が蘇涌嵐先生です。
蘇涌嵐先生は2010年に天津中医薬大学を卒業し、中医師取得後にマレーシアでクリニックを開業しました。
右端の玉田隆志先生は今回の中医研修に私と一緒に参加した日本人薬剤師で、北京中医薬大学の同級生です。
中医を志す4人の同志が集結です!
青い看板が「康圓中医医療センター」というクリニックで診察を行います。
隣奥の赤い看板が「康圓参茸薬行」という漢方薬店です。
先日紹介した「徳舜中医クリニック」はクリニックと漢方薬は同じ店舗内で完結してましたが、康圓中医医療センターでは漢方薬店を別の店舗で経営してます。
写真はありませんがさらにもう一つ漢方薬酒専門の酒屋さんも経営してました。
7台のベッドで鍼灸治療を行っております。
このうち2台は別室のVIPルームに設置してあり、VIPが来院した場合にはVIPルームで施術するそうです。
クリニック隣の康圓参茸薬行(漢方薬店)では漢方薬をメインにしてますが、西洋薬もたくさんありました。
店名にある「参茸」とは人参と鹿茸という2つの代表的な漢方薬の名前から、「漢方薬」の意味で使われている言葉です。
人参と鹿茸が入っている薬は目白漢方薬店でも多く扱っています。
この2つの薬剤が一緒になった漢方薬は女性ホルモン改善や冷えの改善などの症状にはとても良く使います。
(目白漢方薬店の患者さんのケースですが、長らく病院に通っていた不妊症治療患者さんが人参鹿茸入りの漢方薬を服用してわずか1か月でホルモン値が改善し、3か月後に妊娠したという快挙がありました!)
高い漢方薬もたくさんの品ぞろえ。
湿気対策のために多くの漢方薬が瓶に入って保管されています。
皆様ご存知のあの真珠も中医では漢方薬として使ってしまいます。
真珠は中医専門葉用語では「鎮心安神 清熱熄風」などの効果があり、痙攣、動悸、癲癇などの症状を抑えたり、パニック発作や驚き易い、狂騒錯乱などの脳の過度な興奮を鎮め、その他 高血圧に伴うのぼせ、頭痛、目の充血や痛みなどいろいろな用途で使います。
身近な方でもし上記のような発作・症状を起こしたら、真珠を砕いて粉にして飲ませてみてください。
バラのお茶、ローズヒップ、蓮のお茶、ジャスミン茶、ミント茶、アップル茶、ラベンダー茶などたくさんのお茶も並んでいました。
日本ではお茶に効能を書いて売ることはできませんが、ここではこれらのお茶すべてに効能が書き記されていて、漢方薬専門家としてはとても楽しめます。
本来お茶は健康を守る貴重な飲み物として中国で発達した健康嗜好品。
それぞれのお茶の持つ効能を活かして体質や環境に合わせた飲み方が大事です。
この店独自のいろいろなオリジナル漢方薬も錠剤にして売ってます。
オリジナル漢方薬の制作なんで日本では絶対できないのでとても羨ましい環境です。
マレーシアで中医師として活躍する蘇涌嵐先生にはいろいろな有意義なお話を伺うことが出来ました。
忙しいお時間にお邪魔したにも拘わらずとても親切に研修させていただきありがとうございました。
写真&記事:藤井直樹
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目白鍼灸院について
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TAG: 美容針 美容 メンタルケア 漢方薬 新宿 池袋 鍼灸 中医師
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