本格的な寒さです。
今日はちょっと小難しい、冷えと筋肉のお話です。
現代人はむかしの人に比べて筋肉が少なくなっています。
便利・安全・快適を追求した文明の発達は、日常生活から運動を遠ざけました。
文明は筋肉を退化させているといえなくは有りません。
そしてそんな高度な文明を築いた現代人の多くは「冷え症」です!
「冷え症」とは、身体の発熱量が少ないコト。
(放熱が多い場合や循環不良による熱移動ができていない冷え症もあります)
身体の発熱の約60%は筋肉によって発生しています。
筋肉が少なくなると発熱量が減ってしまい冷えの原因になります。
発熱量は「基礎代謝」と言い換えることができます。
ダイエットで大切な基礎代謝です。

筋肉以外にも発熱している器官はありますが、
鍛えて発熱量を増やせるのは筋肉だけです。
肝臓も発熱しているから、と肝臓を鍛えるためにお酒を飲んではいけません。
肝細胞が減ってしまっては逆効果です!
そもそも肝臓は鍛えられませんし。
以前、このブログで
筋ポンプのお話をしましたが、
運動不足で筋肉ポンプが働かず、血流が悪くなっているのも冷えの原因になります。
冷え症は筋肉の少なくなった現代人の、現代病のひとつなのです。
と、言うことで、
1.筋肉を増やすこと(発熱量を増やす)
2.筋肉を動かすこと(体熱が均等に拡散する)
が冷え対策には有効です。
そして最も効率的です。
また、冷え症には自律神経の失調が大きな要因ともなっていますが、
運動は自律神経の調整にもかなり効果があります。
鍼灸で冷え症を何とかしようってのは循環の改善が主な目的です。
食べ物だけで冷え症を何とかしようってのは・・・・・、難しいです。
筋肉ポンプ&循環について関連記事:
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