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冷えには赤筋?

冷えと筋肉の関係についてのお話です。
冷えに効く、効果的な筋肉の増やし方をご紹介します。


冷え体質には筋肉トレーニングです。
筋トレって言うと、ダンベルとか重量挙げとかのハードでマッチョな筋トレをイメージされる方が多いかもしれません。
しかし、冷え対策の筋トレはちょっぴり違います。


筋トレの方法を見る前に、筋肉をもうすこし細かくみてみます。
筋肉は筋線維というごく細い繊維(糸)がものすごいたくさん集合して構成しています。

その筋肉の繊維は赤い筋肉の繊維と白い筋肉の繊維があります。
専門用語では赤い筋肉を遅筋(slow muscle)、白い筋肉を速筋(fast muscle)と呼びます。

これら赤い筋肉と白い筋肉が混じりありながら一つの筋肉を作っています。

赤白筋

(表が切れている方は、表をclickしてください)

この表のように、赤い筋肉は代謝がよく、効率的に発熱してくれます。
マグロやかつおなど回遊するお魚は赤い筋肉が多く、ひらめやカサゴなどの底魚は白い筋肉です。
持久力があって代謝が良い赤筋、省エネで瞬発力にすぐれた白い筋肉。

なんで遅筋線維が赤いのかというと、良く動く筋肉は栄養や酸素がたくさん必要です。
毛細血管が発達し、エネルギーを作り出すミトコンドリアという物質が豊富です。
このために赤く見えます。
牛肉は鶏や豚に比べて赤い色をしています。赤筋が豊富なのですね。


この赤い筋肉を効率よく増やすのが冷え対策の筋トレです。

1 ゆっくり、低負荷、持続的な運動
2 足・お腹、背中の筋肉を鍛える運動
3 筋肉ポンプを意識して大きな動きをこころがける

この条件を満たす運動を日常的に行うのが大事です。
例えば、歩行。


散歩

(歩行運動のイメージ)


歩行は足の筋肉を使うだけでなく、殿部、背中、腹筋なども効率よく鍛えてくれます。
誰でもどこでも気軽に出来る有酸素運動で、お金がかからず、うまくやればお金の節約になります。
まさに理想的な運動です。


赤い筋肉が増えて発熱量(基礎代謝)が増えればダイエットになります。



運動としての歩行の際は
①姿勢をまっすぐに直立した歩行姿勢を心がけること、
②足をサポートしてくれるような歩行に適した新しい運動靴などを着用すること、
③ダラダラ歩かずに、普段の歩行よりやや速足を心がけること

これらの基本を忘れずに!
◎歩行時間や頻度などについては個人差があるので我々に相談してみてください。




冷えと筋肉についての過去記事はこちら




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