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感覚はどんどん敏感になる

スタッフの津田です。
今日は当院に来られているある患者さまのお話です。

Mさん(男性)は、当院に通い始めて一年になります。
鍼灸治療を今まで受けたことがなかったので、最初の頃は鍼灸治療に緊張なさっていました。

治療法は様々ですが、取穴(ツボを選ぶこと)にあたって患者さまの肌、皮膚感覚を確かめながら、鍼の向き、鍼を当てる場所を見つけていきます。
(この方法は去年研修で訪れた吉川先生、柳本院長にご指導を頂いた、低刺激でとても効果の高い治療法です)

帯広東方鍼灸院2
(去年8月東方鍼灸院での研修の様子:記事はこちら

目白鍼灸院で行っている鍼治療は、患者さまが一番敏感に感じ、反応があるツボを一緒に探していくのですが、当初Mさんは身体のどこを触れられても、どこが敏感でどこが鈍感なのか全くご自身ではわかりませんでした。
ところが治療を続けて数回目あたりから、段々と皮膚の感覚が冴えてくるようになり、今でははっきりと「そこです!」と敏感に感じるツボの場所がわかるようになってきたのです。

『第三の脳』という本では、最も重要な器官は皮膚と書かれていています。
『子供の「脳」は肌にある』 (光文社新書)この本にも肌の感覚を養うことが大切であると書かれています。

第三の脳 本のイメージ

傳田先生や山口先生が言うように、皮膚の感覚に意識を向けることはとても重要なことなんですね。
そして続ける事により最初は鈍くても、Mさんのように感覚は目覚めてくるものなんですね。

Mさんの皮膚の感覚が敏感になるにつれて、鍼灸の治療効果も格段によくなってきて、来院され始めた頃のお体の不調は、今はすっかり消えています。

そして、この時期いつも風邪を引いていたというMさんですが、今年は風邪も引かず元気なんです、とおっしゃっていただきました。
鍼灸治療で体質改善、健康へのお手伝いができたのかなと感じ、こちらも嬉しく思っております。








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