こんにちは。スタッフの奥出です。
ようやく朝晩が涼しくなり、過ごしやすくなってきました。
先日、ヨーロッパから帰国された患者さまからメール・プラール・サブレをいただきました。
フランス、ノルマンディー地方にある世界遺産、モン・サン・ミッシェルのお土産として有名です。

この患者さまは約2ヶ月前に初来院されました。
常に感じる首のはり、腰の痛み、そして呼吸の苦しさを訴えておられました。
日常生活に支障をきたすほどの動悸と呼吸苦が発作的に起こり、気分転換として通っていた習い事にも行けず、電車に乗ることもできず、パニック障害のパニック発作と考えられる状況でお困りでした。
とても旅行できる状態ではなかったのですが、忙しい予定をやりくりして計画したフランス旅行だったので、なんとか体調を整え、ぜひ渡欧したいとのことでした。
パリへの渡航時間は10時間を越える長いもの。
その間にパニック発作の症状が出てしまうと大変なので、患者さまの状態を慎重に観察しつつ、治療を進めてまいりました。
動悸や不安感は早い段階で軽減されていたのですが、首と腰の張りがすっきりとは解消されず、一進一退でした。
それでも徐々に状態は改善し、旅行2週間前には予行練習として、新幹線で片道3時間の旅を自ら計画され、大事無く過ごすことができたとのことでした。

そして今回、1週間にわたるフランス旅行も楽しんでこられたのこと。
ともに治療を頑張ってこられた患者さまの喜ぶ顔をみて、とてもうれしくなりました。
我々が鍼灸を用いてできることは、ほんのわずか、お手伝い程度。
食事をはじめとする生活習慣を見直し、ご自身のお身体に真剣に向き合う患者さまの努力あってこその治療です。
お土産ももちろん嬉しかったのですが、ここまで頑張ってこられた患者さまの笑顔が、我々にとっては何よりも喜ばしいことです。
今後とも、さまざまな症状に悩む方々のお力になれるよう、努めてまいります。
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