四川省への旅(2)楽山市観光
- 2011/10/27
- 23:23
四川旅行(1)からの続きです。
旅行2日目は成都市の南約130キロに位置する楽山市という小さな街でした。
小さな街と表現しましたが、人口は350万人を越える都市です。
日本で300万人を超える市は横浜市しかありません。
人の数の話になると中国はケタが違います。
(ちなみに四川省の省都である成都市は1000万人都市です。日本の感覚でただの地方都市だと思っていると人の多さにびっくりします)

岷江(みんこう)、大渡河(だいとが)、青衣江(せいいこう)という3つの川が合流する水の街です。
温暖で湿度が高いので貴重な動植物がたくさんいるとの話(ガイドさん談)でした。

どんよりと靄(もや)がかかって視界がさえぎられています。
四川省は盆地なので水蒸気が逃げずに曇りが多いので太陽がなかなか出ないそうです。
「蜀犬日に吠ゆ(しょっけんひにほゆ)」という言葉がありますが、四川省(蜀)は霧が深く、太陽の出ている時間が少ないので、まれに太陽が出ると犬がびっくりして怪しみ吠えるということから、「無知のため、あたりまえのことでも疑いを抱くこと 」の意味で使われます。

四川省はそこらじゅう竹だらけでした。
ガイドさんに聞くところによると、四川省には300種類以上の竹があるとの事です。
このあたりの竹は春と秋にタケノコが出るらしく、いまちょうどタケノコの季節でした。
旅行の日程内でのすべての食事でタケノコ料理が2品から3品ほど出てきました。
四川人は食物繊維の不足には困らなそうです。
中医学では竹は身体の余分な熱を取り去る効果があるので、暑い四川省には適した食べ物なのでしょう。

楽山での観光のメインは大仏です。
世界遺産ということで観光客も多く、チケットは高め。
国内観光客がほとんどで、欧米人は全く見ませんでした。

大仏がある場所までは風情のある遊歩道を歩きます。
たくさんの仏教に関連する建築物や彫り物などがありましたが、霧のために写真はあまり撮りませんでした。

高さ72メートルもの大きさは、世界一の大仏です。
タリバンによって破壊されたアフガニスタンのバーミヤン大仏(55m)よりももっと高い迫力の石仏です。
3年前の四川地震の際に修復が行われたそうで、よく見ると新しい部分がありました。

このような遊覧船に乗って川からも大仏を拝むことができました。
大仏が出来てからこのあたりの川の氾濫が少なくなったという話です。
(石仏を掘った石で川が浅くなったからじゃない?ってガイドさんも言っていましたが…)

川から見上げる大仏さんは大迫力です。
何艘も遊覧船がいるのですが、各舟が微妙に絶景ポイントのポジション争いを行っていて楽しめます。
結構流れが激しい川ですが、大仏のちょっと下流では魚釣りや投網を投げる地元民を発見しました。
結構釣りとかも楽しめるかもしれません。

大仏見学の帰り道に珍しい蝶を発見しました。
木の葉にそっくりです。
棒でつついても飛ばず動かず、心の底から木の葉になりきっていました。
次回はいよいよ九寨溝へ!
四川の旅(3)九寨溝へつづく
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旅行2日目は成都市の南約130キロに位置する楽山市という小さな街でした。
小さな街と表現しましたが、人口は350万人を越える都市です。
日本で300万人を超える市は横浜市しかありません。
人の数の話になると中国はケタが違います。
(ちなみに四川省の省都である成都市は1000万人都市です。日本の感覚でただの地方都市だと思っていると人の多さにびっくりします)

岷江(みんこう)、大渡河(だいとが)、青衣江(せいいこう)という3つの川が合流する水の街です。
温暖で湿度が高いので貴重な動植物がたくさんいるとの話(ガイドさん談)でした。

どんよりと靄(もや)がかかって視界がさえぎられています。
四川省は盆地なので水蒸気が逃げずに曇りが多いので太陽がなかなか出ないそうです。
「蜀犬日に吠ゆ(しょっけんひにほゆ)」という言葉がありますが、四川省(蜀)は霧が深く、太陽の出ている時間が少ないので、まれに太陽が出ると犬がびっくりして怪しみ吠えるということから、「無知のため、あたりまえのことでも疑いを抱くこと 」の意味で使われます。

四川省はそこらじゅう竹だらけでした。
ガイドさんに聞くところによると、四川省には300種類以上の竹があるとの事です。
このあたりの竹は春と秋にタケノコが出るらしく、いまちょうどタケノコの季節でした。
旅行の日程内でのすべての食事でタケノコ料理が2品から3品ほど出てきました。
四川人は食物繊維の不足には困らなそうです。
中医学では竹は身体の余分な熱を取り去る効果があるので、暑い四川省には適した食べ物なのでしょう。

楽山での観光のメインは大仏です。
世界遺産ということで観光客も多く、チケットは高め。
国内観光客がほとんどで、欧米人は全く見ませんでした。

大仏がある場所までは風情のある遊歩道を歩きます。
たくさんの仏教に関連する建築物や彫り物などがありましたが、霧のために写真はあまり撮りませんでした。

高さ72メートルもの大きさは、世界一の大仏です。
タリバンによって破壊されたアフガニスタンのバーミヤン大仏(55m)よりももっと高い迫力の石仏です。
3年前の四川地震の際に修復が行われたそうで、よく見ると新しい部分がありました。

このような遊覧船に乗って川からも大仏を拝むことができました。
大仏が出来てからこのあたりの川の氾濫が少なくなったという話です。
(石仏を掘った石で川が浅くなったからじゃない?ってガイドさんも言っていましたが…)

川から見上げる大仏さんは大迫力です。
何艘も遊覧船がいるのですが、各舟が微妙に絶景ポイントのポジション争いを行っていて楽しめます。
結構流れが激しい川ですが、大仏のちょっと下流では魚釣りや投網を投げる地元民を発見しました。
結構釣りとかも楽しめるかもしれません。

大仏見学の帰り道に珍しい蝶を発見しました。
木の葉にそっくりです。
棒でつついても飛ばず動かず、心の底から木の葉になりきっていました。
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