鍼灸ボランティア@陸前高田(2)
- 2012/09/09
- 11:36
ボランティア初日(9月2日)の活動報告です。
朝9時にボランティア活動を行うスーパーマイヤ滝の里店の駐車場に到着しました。
この時点で気温が30度に達していました。
岩手県でこれほど暑い年は近年にはないそうです。

診療準備中にさとわ号を見つけた患者さんがやってまいりました。
10時から活動開始のために少しスーパーの待合室で待っていてもらいます。
一人で治療を行うために施術できる人数に限りがあります。そのために予約をしていただいてから治療を受けていただく方式です。あらかじめ作っておいた予約表が役に立ちました。
このスーパーマイヤ滝の里店の駐車場は海岸から直線距離で4キロ以上も内陸にあるのですが、この辺り一帯は津波によってすべて流されてしまいました。
徐々にお店が復活してますが、この辺りの営業中の店舗はすべてプレハブの仮店舗でした。

さとわ号の車内で治療中の藤井
さとわ号で治療をしていると、次々に患者さんが様子を見に来ます。
ほとんどの方が以前に無料鍼灸を受けた方で、今回の活動を心待ちにしていたとのことでした。
徐々に無料鍼灸ボランティアがこの地に根づいているようです。
治療者が私一人だったので施術できる人は限りがありまたが、なんとか皆さまのご要望に応えられるように頑張って治療に励みました。
患者さんの多くは仮設住宅で生活をしているお年寄りの方でした。
スーパーには無料送迎バスが巡回しているために、車がない方でも来やすいそうです。
身体の不調もさることながら、心のケアも大事な治療だと思い知らされました。
身体の不調を持つ多くの方は病院にもかかっているようですが、被災地ではどこの病院も相当忙しい様子で、担当医に健康についての話を聞きにくいのが実情だそうです。

シーツは衛生面と交換効率を考えてロール式の使い捨て紙シーツを持参しました。
暑くて汗をかいている患者さんが多かったのでこのロールシーツは大活躍でした。
昼ご飯を食べる時間を設定しなかったために、患者さんに鍼灸治療をしながらおにぎりを頬張って食事を済ませ、午後の暑い時間でも多くの患者さんを治療させていただきました。
午後4時に1日目の治療活動を終了しました。
片づけを行い、夕方に隣町の大船渡へ向かいました。

大船渡は陸前高田のすぐ隣の町で、車に乗ること約30分で到着しました。
大船渡は岩手県で最も大きな重要な漁港ですが、沿岸部は相当激しく津波被害を受けていました。1年半もの時間が経過した時点で今なお手つかずの部分がたくさん残ってます。
それでもいたるところに工事車両が走り回り、急ピッチで港湾復旧が進んでいました。
少しずつではありましたが港の市場も復活して魚が揚がっているようです。サンマやサケが美味しい季節なので、漁港復活は町の死活問題です。

カモメの玉子で有名なさいとう製菓
この建物が津浪で破壊されていく様子を映像で見たことがあったので、実際にこの建物を見てみると胸が痛くなりました。
この建物がほぼ水没したらしく、屋上のあたりに津波の高さ(8.5m)を表した看板がありました。
1日も早く復旧し活気のある港町が再生してほしいと思いました。
鍼灸ボランティアに行ってまいります
鍼灸ボランティア@陸前高田(1)
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TAG:陸前高田 鍼灸ボランティア はりきゅうボランティア活動 針灸ボランティア さとわ号 杏園堂鍼灸院 鍼灸師 ボランティア mejiroacu.com スーパーマイヤ滝の里
朝9時にボランティア活動を行うスーパーマイヤ滝の里店の駐車場に到着しました。
この時点で気温が30度に達していました。
岩手県でこれほど暑い年は近年にはないそうです。

診療準備中にさとわ号を見つけた患者さんがやってまいりました。
10時から活動開始のために少しスーパーの待合室で待っていてもらいます。
一人で治療を行うために施術できる人数に限りがあります。そのために予約をしていただいてから治療を受けていただく方式です。あらかじめ作っておいた予約表が役に立ちました。
このスーパーマイヤ滝の里店の駐車場は海岸から直線距離で4キロ以上も内陸にあるのですが、この辺り一帯は津波によってすべて流されてしまいました。
徐々にお店が復活してますが、この辺りの営業中の店舗はすべてプレハブの仮店舗でした。

さとわ号の車内で治療中の藤井
さとわ号で治療をしていると、次々に患者さんが様子を見に来ます。
ほとんどの方が以前に無料鍼灸を受けた方で、今回の活動を心待ちにしていたとのことでした。
徐々に無料鍼灸ボランティアがこの地に根づいているようです。
治療者が私一人だったので施術できる人は限りがありまたが、なんとか皆さまのご要望に応えられるように頑張って治療に励みました。
患者さんの多くは仮設住宅で生活をしているお年寄りの方でした。
スーパーには無料送迎バスが巡回しているために、車がない方でも来やすいそうです。
身体の不調もさることながら、心のケアも大事な治療だと思い知らされました。
身体の不調を持つ多くの方は病院にもかかっているようですが、被災地ではどこの病院も相当忙しい様子で、担当医に健康についての話を聞きにくいのが実情だそうです。

シーツは衛生面と交換効率を考えてロール式の使い捨て紙シーツを持参しました。
暑くて汗をかいている患者さんが多かったのでこのロールシーツは大活躍でした。
昼ご飯を食べる時間を設定しなかったために、患者さんに鍼灸治療をしながらおにぎりを頬張って食事を済ませ、午後の暑い時間でも多くの患者さんを治療させていただきました。
午後4時に1日目の治療活動を終了しました。
片づけを行い、夕方に隣町の大船渡へ向かいました。

大船渡は陸前高田のすぐ隣の町で、車に乗ること約30分で到着しました。
大船渡は岩手県で最も大きな重要な漁港ですが、沿岸部は相当激しく津波被害を受けていました。1年半もの時間が経過した時点で今なお手つかずの部分がたくさん残ってます。
それでもいたるところに工事車両が走り回り、急ピッチで港湾復旧が進んでいました。
少しずつではありましたが港の市場も復活して魚が揚がっているようです。サンマやサケが美味しい季節なので、漁港復活は町の死活問題です。

カモメの玉子で有名なさいとう製菓
この建物が津浪で破壊されていく様子を映像で見たことがあったので、実際にこの建物を見てみると胸が痛くなりました。
この建物がほぼ水没したらしく、屋上のあたりに津波の高さ(8.5m)を表した看板がありました。
1日も早く復旧し活気のある港町が再生してほしいと思いました。
鍼灸ボランティアに行ってまいります
鍼灸ボランティア@陸前高田(1)
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