鍼灸ボランティア@陸前高田(3)
- 2012/09/10
- 11:51
鍼灸ボランティア2日目
相変わらず暑い日が続く陸前高田市です。
今日も朝9時から気温が30度を超えて、たまに雲で太陽が隠れるとホッとします。

さとわ号に積んであったゴザをフロントガラス面に巻いて暑さ対策を行いました。
9月の岩手でこれほど暑いことは今までになかったそうです。
多くの家庭にクーラーがないので厳しい状態です。

昨日の時点で今日の診療予約がほぼ埋まっていました。
多くの患者さんが鍼灸治療をとても楽しみにして待っていてくれているそうで、お友達などを連れていらしてくださいます。
治療は一人30分で行いました。目白鍼灸院では一人に約60分程で治療を完結させますが、今回のボランティアでは施術できる人数を多く確保することを考えて施術時間を30分に設定しました。
車内での治療ははじめのうちは慣れないのでてんてこ舞いでしたが、3人ぐらい治療を行ううちにだいぶ慣れてきました。
今日はお昼ごはんの時間が取れました。
車を止めてる場所からすぐ近くの未来商店街ブロック808さんでお昼ご飯です。

いろいろなデリカッセン(洋風惣菜)が少しずつ入ったランチプレート。美味しくて野菜が多くて助かります。
午後3時に治療を終了して後片付けをしました。
お世話になったスーパーマイヤさんとファッションロぺ東京屋さんにご挨拶して活動終了です。
活動を終わった後、隣町の宮城県気仙沼市に行きました。

ここも沿岸部はほぼ壊滅していて復旧が大幅に遅れています。まだ大きな船が陸に上がったまま、建物の多くが廃墟と化していました。
東京で暮らしていると震災関連の報道も少なくなって、あまり東北の復興についての情報が入ってこなくなりつつあります。
しかし、現地はまだまだ手つかずの状態で残っている建物ばかりで町の再建はほとんど進んでいません。
これからの継続的な支援がとても重要だと思います。

気仙沼復興屋台村「気仙沼横丁」でお土産を買いました。
ここも東北を代表する大きな漁港で、サンマの水揚げが多いことで知られています。フカヒレは全国一の水揚げ量だそうです。
魚介類が大好きな私としてはぜひとも早く復興して欲しいと思います。

陸前高田での最後の夕食は、「鶴亀鮨」さんでした。
お店も家も津波で失った大将が、失意のどん底から這い上がり、多くの人に助けられて去年お店を復活させたそうです。
危機一髪で難を逃れたエピソード、震災当日からの炊き出しの苦労、町の復活にかける思い、そしてお店で仕事ができる幸せ・・・・、明るくて冗談が絶えない人情味のある大将の言葉のあちこちから、震災に負けずに頑張って生きている力強さをひしひしと感じました。
とても美味しかったです、ご馳走様でした。

今回の陸前高田市の鍼灸ボランティアに参加して、ほんのわずかではありますが被災地の現状を知ることが出来ました。
今なお被災地はがれきに埋もれ、被災した建物の撤去すらも終わっていません。
陸前高田市においては市街地がほぼ壊滅し、何もない原っぱが広がるだけの不毛の土地と化しています。

津波によって4階部分まで破壊されたマンションの残骸。
我々にとってできることはこれからも少しずつでも支援する心を忘れず、小さい活動でも継続させることだと思います。小さい力でも集まって、それが継続していけば、東北の復興に役立つかもしれません。
たくさんの人が生活を取り戻そうと奮闘してます。
そうした頑張りを、ほんのちょっとではありますが、自分の持っている鍼灸の技術で支えられるような活動をこれからもさせていただきたいと思います。
今回のボランティアにお誘いいただいた主催者の杏園堂鍼灸院・須藤院長をはじめ、これまで活動にかかわったすべてのスタッフの皆様、現地支援の皆様に感謝いたします。
ありがとうございました。

おまけの写真。
ボランティが終了した後に岩泉町の龍泉洞という鍾乳洞までキャンピングカー「さとわ号」で行ってみました。
深い青がとても美しい鍾乳洞でした。
真っ暗な洞窟内で三脚を持っていなかったために撮影がとても難しく、ちょっとだけうまく撮れた一枚です。
鍼灸ボランティアに行ってまいります
鍼灸ボランティア@陸前高田(1)
鍼灸ボランティア@陸前高田(2)
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TAG:被災地で鍼灸 無料鍼灸 しんきゅうボランティア 鍼灸ボランティア活動 中医学 はり 無料ハリ陸前高田 東北ボランティア スーパーマイヤ滝の里店 鍼灸
相変わらず暑い日が続く陸前高田市です。
今日も朝9時から気温が30度を超えて、たまに雲で太陽が隠れるとホッとします。

さとわ号に積んであったゴザをフロントガラス面に巻いて暑さ対策を行いました。
9月の岩手でこれほど暑いことは今までになかったそうです。
多くの家庭にクーラーがないので厳しい状態です。

昨日の時点で今日の診療予約がほぼ埋まっていました。
多くの患者さんが鍼灸治療をとても楽しみにして待っていてくれているそうで、お友達などを連れていらしてくださいます。
治療は一人30分で行いました。目白鍼灸院では一人に約60分程で治療を完結させますが、今回のボランティアでは施術できる人数を多く確保することを考えて施術時間を30分に設定しました。
車内での治療ははじめのうちは慣れないのでてんてこ舞いでしたが、3人ぐらい治療を行ううちにだいぶ慣れてきました。
今日はお昼ごはんの時間が取れました。
車を止めてる場所からすぐ近くの未来商店街ブロック808さんでお昼ご飯です。

いろいろなデリカッセン(洋風惣菜)が少しずつ入ったランチプレート。美味しくて野菜が多くて助かります。
午後3時に治療を終了して後片付けをしました。
お世話になったスーパーマイヤさんとファッションロぺ東京屋さんにご挨拶して活動終了です。
活動を終わった後、隣町の宮城県気仙沼市に行きました。

ここも沿岸部はほぼ壊滅していて復旧が大幅に遅れています。まだ大きな船が陸に上がったまま、建物の多くが廃墟と化していました。
東京で暮らしていると震災関連の報道も少なくなって、あまり東北の復興についての情報が入ってこなくなりつつあります。
しかし、現地はまだまだ手つかずの状態で残っている建物ばかりで町の再建はほとんど進んでいません。
これからの継続的な支援がとても重要だと思います。

気仙沼復興屋台村「気仙沼横丁」でお土産を買いました。
ここも東北を代表する大きな漁港で、サンマの水揚げが多いことで知られています。フカヒレは全国一の水揚げ量だそうです。
魚介類が大好きな私としてはぜひとも早く復興して欲しいと思います。

陸前高田での最後の夕食は、「鶴亀鮨」さんでした。
お店も家も津波で失った大将が、失意のどん底から這い上がり、多くの人に助けられて去年お店を復活させたそうです。
危機一髪で難を逃れたエピソード、震災当日からの炊き出しの苦労、町の復活にかける思い、そしてお店で仕事ができる幸せ・・・・、明るくて冗談が絶えない人情味のある大将の言葉のあちこちから、震災に負けずに頑張って生きている力強さをひしひしと感じました。
とても美味しかったです、ご馳走様でした。

今回の陸前高田市の鍼灸ボランティアに参加して、ほんのわずかではありますが被災地の現状を知ることが出来ました。
今なお被災地はがれきに埋もれ、被災した建物の撤去すらも終わっていません。
陸前高田市においては市街地がほぼ壊滅し、何もない原っぱが広がるだけの不毛の土地と化しています。

津波によって4階部分まで破壊されたマンションの残骸。
我々にとってできることはこれからも少しずつでも支援する心を忘れず、小さい活動でも継続させることだと思います。小さい力でも集まって、それが継続していけば、東北の復興に役立つかもしれません。
たくさんの人が生活を取り戻そうと奮闘してます。
そうした頑張りを、ほんのちょっとではありますが、自分の持っている鍼灸の技術で支えられるような活動をこれからもさせていただきたいと思います。
今回のボランティアにお誘いいただいた主催者の杏園堂鍼灸院・須藤院長をはじめ、これまで活動にかかわったすべてのスタッフの皆様、現地支援の皆様に感謝いたします。
ありがとうございました。

おまけの写真。
ボランティが終了した後に岩泉町の龍泉洞という鍾乳洞までキャンピングカー「さとわ号」で行ってみました。
深い青がとても美しい鍾乳洞でした。
真っ暗な洞窟内で三脚を持っていなかったために撮影がとても難しく、ちょっとだけうまく撮れた一枚です。
鍼灸ボランティアに行ってまいります
鍼灸ボランティア@陸前高田(1)
鍼灸ボランティア@陸前高田(2)

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